キーワードは、ヘルシー&リラックス。



 駅ビルなどでよく見かけるスープ専門店と言えば、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」。一度入ったことのある人なら感じているかもしれませんが、「スープが少ない」、「けっこう高い」というイメージってありませんか? しかし、そんなマイナスイメージとは裏腹に、ますます店舗拡大し人気を博しているようなんです。


⇒【写真】お一人様がリラックスして食事を楽しめる空間。


 一体なんでだー???



 そこで今回は、「高くて少ないスープストックが、なぜ人気なのか?」を考察。支持される秘訣を5つ考えてみました。



◆【人気の理由(1)】お一人様がリラックス!



 さっそく人気の秘密を探るべく、東京にある某店舗を訪問。そこで気がついたのは、ほとんどの客が「お一人様」であること。みなさん、店内の中心にある大テーブルを囲み、黙々とスープを飲んでいます。でもこのテーブル、他の店で言えば、「合い席」。



 しかし、真ん中にガラスのオブジェがあることで程よい空間が生まれ、狭苦しさを全く感じさせません。うん、おしゃれかどうかは別として、なんとなく癒されてしまうのです。ひとりでゆっくり過ごせる空間が1000円で手に入ると思えば、決して高くないのかもしれません。



◆【人気の理由(2)】温かいヘルシー料理に敵なし



 食べてホッとするのって、やっぱり「温かいもの」。しかも「ヘルシーさ」を重視するとなると、必ずや「スープ」に行き着きます。しかし、スープ専門店って他にはあまりなく、脅威となる敵が見当たりません。体も心も癒してくれるお店って、想像以上に貴重でありがたい存在なのかもしれません。



◆【人気の理由(3)】スープは少なくてよいのだ



 今回注文したのは、スモールサイズのスープが2種選べる「スープストックセット(980円)※ドリンク別」。私の場合、腹持ちのよい玄米と合わせても、すぐにおなかが空いてしまいます。なんでこんなにちっちゃいの?



 しかし不満なのは、私のように「がっつり食事をしたい人」だけなのかも。周りを見渡すと、ケータイ、PC、雑誌を手にしながらの「ながら食べ派」がほとんど! むしろこの小ぶり感が省スペースにつながり、快適さを生み出していそう。そうです、おぼんもスープも小ぶりが喜ばれるお店かもしれません。



※しっかり食べたい人にはラージサイズが良さそう。でも単品800円だ、高い!



◆【人気の理由(4)】作るのが難しそうなスープにそそられる



 スープストックが看板メニューとしている「東京ボルシチ」。スープを「作品」と呼ぶほど、盛りつけにもこだわっているようですが、正直どのスープも驚くほどの感動はありません(※個人的感想です)。おそらくポイントは、「ちょっとだけ非日常」であること。



 「オマール海老のビスク」もそうですが、なんとなく知ってはいるけれど、家で作るのは難しそうな「憧れ系スープ」が豊富にそろっているんです。ちなみに、スープストックではデザートまでもが、スープ!



 スープと言うスタイルを王道にしつつも、ちょっと変化球のあるメニューを週替わりで展開することで、食への好奇心が高いファンの心をつかんでいるのかもしれません。



◆【人気の理由(5)】お目当ては、「カレー」!



 お客の頼んでいるものを見ると、実は多いのが、「カレー」。これは、夏の期間限定企画で、スープ以上に珍しいメニューが並んでいます。



※メニュー例



・カシューナッツのホッダ(スリランカ風ココナッツカレー)



・サンバール(豆と野菜のスパイスカレー)



・夏休みカレー



 うー、どんな味か気になります。ロイヤルホストのカレーフェアが35年も続くほど、こだわりカレーは人を集めるようです。



<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>



【スギ アカツキ】